幼い頃から手芸が大好きで、私の生活の中にはいつもハンドメイドがありました。
ビーズでマスコットやアクセサリーを作ったり、家にあったハギレでリカちゃんの洋服を縫ったり、余り毛糸でマットを編んだり、
時には友達と、時には母親と、祖母と、また時には一人で、ハンドメイドを楽しむ心豊かな時間をたくさん過ごしてきました。
高校の入学祝いに自分専用のミシンを買ってもらい、バッグや洋服などの作品を作り、人にプレゼントして喜んでもらえる素晴らしさも経験しました。
結婚して、出産し、我が子におむつや肌着、入園・入学グッズを作ってあげられる喜びも経験しました。
子供の小学校で家庭科ボランティアをした際に、今の家庭科授業のボリュームの少なさ、ミシンも使えないまま大人になってしまう日本人の多いことに寂しさと危機感を抱きました。
一方で、私が町内会で消費生活推進員を経験した際に、年配の女性たちが手先を動かし、いきいきと手芸を楽しんでいる、私が子供の頃体験したような光景を目のあたりにしました。
かんたんでもいい、
手先を動かしながらものを作り上げる豊かな時間
作品づくりを介して心と心が通い合う満たされた時間
そのための場を提供することが、人が生きていく上で必要な「家庭科力」向上にもつながると考え、ハンドメイドの講座を各種開催しております。