手芸作家・講師が100円ショップと共存共栄するには

久々に二人の娘たちと街に出て、

ショッピングをしてきました。

ダイソーとキャンドゥ、

2軒の100円ショップも見てきました。

娘が買いたかったノートや付箋などを見ている間に、

私は

手芸コーナーと、

レジンの材料に最適なネイルコーナー、

木箱や缶、スッテカーなどのあるインテリアコーナー、

造花コーナー、

作品づくりの参考に、アクセサリーコーナーなどを

チェックしました。

本当にいつまで眺めていても飽きることはなく、

いろいろなアイディアが浮かんできます。

店に行く度に、

かゆいところに手が届く

新商品や便利なグッズ、

流行りのモチーフの商品などが並んでいて、

「こんなものまで100円で手に入るの!」と

いち消費者として感動する自分と、

それとは裏腹に

「企業としてリサーチして

戦略を持って作っているからかなわないな」と

打ちのめされる手芸仕事人の自分がいます。

こちらは1人でリサーチ・企画・製作まで

やらなくてはなりません。

消費者に

「こんなの100円ショップで買えるじゃん」と

思われてしまってはおしまいです。

100円ショップにも同じようなものはあるけれど、

私の作る作品は

こういうこだわりがあります

こういう思いで作っています

こういう人のために企画しました

きちんとアピールできないといけないのですよね。

日々勉強です…。

また一方では、

講師として手芸講座をする上で、

100円ショップにはとてもお世話になっています。

初心者でもできるわかりやすい手芸

シンプルに楽しくできる手芸

材料が手に入りやすく家でも再現できる手芸

こうしたコンセプトを満たしてくれる

手芸材料の多くが

100円ショップには揃っているからです。

特に、今までやってきた

地区センターやケアプラザなどの

公共施設での講座では

材料費をあまりかけられませんし。

「100円ショップにある」「100円で買える」というのは、

講師にも一般の生徒さんにも、

分かりやすいものさしとして

使える場面が多いです。

この部分では共存共栄というか、

100円ショップに刺激を受けながら

材料を提供してくれることに敬意も表し

親しい関係を築いていけたらと

思うところです。

ただいま参加者募集中の

レジンのバッグチャーム講座では、

100円ショップの材料ではありませんが、

家に帰ってもう一度作ってみたいと思った時に

100円ショップの材料でも再現できるよう

アドバイスいたします。

講座できちんと学んだあとに、

お子さんには失敗を恐れず、

気軽に100円ショップの材料で

どんどんチャレンジしてほしいなとも思います。