まつり縫いはできますか?現代家庭科の危機

今、中2の次女に「まつり縫いを知ってる?」と聞いたら

「知らない」という答え。

私は何年間か小学校の家庭科ボランティアで、

裁縫の授業のサポートをしていましたが、

まつり縫いって習ったっけ? と

気になり聞いてみたのです。

今度は高2の長女に聞いたところ、

「バッテンにクロスさせて縫うまつり縫いを小学校で習い、

中学校でたてまつり縫いを習った」 とのこと。

??

バッテンにクロス?

私の知っているまつり縫いと違う!

さらに気になりググってみると、謎が解けました。

まつり縫いには

  「普通まつり(たてまつり)」

  「流しまつり」

  「千鳥まつり」

の3種類あり、

私は千鳥まつりの縫い方は知ってはいましたが、

それがまつり縫いの仲間だと認識していませんでした。

私が小学生の時の家庭科では、

ズボンやスカートの裾によく使われる

「流しまつり」をメインに教わった記憶があります。

(ちなみに千鳥まつりは低学年の時に祖母が教えてくれました。)

世の中には、

アイロンひとつで裾上げができてしまう

「裾上げテープ」や、

布を強力に接着できるボンド

「裁縫上手」なんていう

便利な商品もあるけれど、

やっぱりこどもたちには

まつり縫いで裾上げができる大人になってほしいなぁ。

今は学校の家庭科の時間数が減り、

家庭科を教えられる先生も不足しています。

受験に直接関係のある教科ではないけれど、

将来大人になったときに

身に付けておいてほしい内容が凝縮されています。

現在はワークショップ講師、ハンドメイド作家として

活動していますが、

ミシンなどの環境が整ったら

将来を担うこどもたちにも

お裁縫を教えていけたらなと思っています。