手芸講座クラフトケーションの田中綾子です。
今や100円ショップでも簡単に手に入るようになった「UVレジン」。
Youtubeでもレジンを使った作品づくりの動画が国内外を問わずたくさん出ていますね。
なぜこんなにレジンクラフトが出回るようになったのか、レジンの魅力について考えてみたいと思います。
目次
液体から固体への化学反応
作る前は、トロトロとした液体なのに、紫外線に反応してプラスチックのようにツルツル・カチカチに固まる、その化学反応が単純に不思議でおもしろいですね。
太陽光でも固まりますが、UVライトを使えば、冷凍庫で水を氷にするより早い!
一度見たらやってみたくなる、子供から大人まで楽しめるひとつの理由かなと思います。
無色透明
透明というのは、絵を描く前の白い画用紙と同じである意味「無敵」ですよね。
何色にもできるし、何でも描ける。
レジンは着色もできて、封入物(異素材)を入れることもできます。
ラメ、ビーズ、ボタン、石、写真、紙、布、ガラス、木、金属など…。
入れられないものを数えたほうが早いのではないかと思うくらい、何でも入れられるのは大きな魅力です。
作り手によって、思いも寄らない表情を見せるので、飽きることがありません。
技法がむずかしくない
2000年代に入ってこれだけUVレジンが広がったのは、何よりこの理由からではないでしょうか。
簡単な技法なら、「ちょっとやってみようかしら」と、未経験だった人がすぐ経験者になれます。
「簡単だからいっしょにやりましょう」と、人から人へ、どんどん広がってもいきます。
minneやCreemaなどのハンドメイド販売サイトにレジンの作品があふれているのも、こうした理由からかと想像できます。
場所をとらない
レジンの作品はアクセサリーなど小さいものが多いので、たくさんの材料を必要としません。
また、レジン作品を作る時に必要な道具ですが、
いちばん大きい道具といってもレジンを固めるUVライトはコンパクトですし、その他にはレジン液を混ぜるスティックや、中に封入するパーツも場所を取らないのは魅力ですね。
時間がかからない
たくさんの材料や道具を出したり、重さや寸法をはかったりすることはないので、すぐに取りかかれて、
完成がすぐそこに見えています。
忙しい現代人にとって、うってつけのハンドメイドかもしれません。
アレンジの幅が大きい
液体なのでそのままだと流れていってしまいますが、とどめておく場所を用意してあげれば、
そこできちんと固まってくれます。
シリコンの型だったり、ミール皿だったり、空枠だったり、プラバンや紙の上だったり…。
レジンは、それ自体で固形を作るだけでなく、すでにあるものの表面をコーティングすることもでき、
固まるという性質を使って、ものとものとを接着させることもできます。
レジンの魅力を体験できるワークショップ
レジンを体験してみたい、やったことはあるけれどもっと楽しみたい、
そういう方のために、レジンでバッグチャームを作るワークショップを企画しました。
お子さま対象ですが、大人の方もクオリティの高い作品を作ることができます。
1時間45分のワークショップで作品を完成させ、持ち帰ることができますよ。